エア式ショーケース
エア式ショーケースとは、透明ビニール素材で製作した空気幕構造で形状を保持する大型のショーケースです。筒状と球状のどちらかを製作可能です。
エア式ショーケースの特性
エア式ショーケースはビニール布で製作されたショーケース部分と送風機を内蔵した台座とで構成されています。
成形は送風機から送られる空気の圧力によって行われるため、骨組みなどを必要としません。
そのため空気を抜いてしまえばしぼみ、小さく折り畳めるようになります。
ガラス製のショーケースでは会場までの運送にコストがかかりますが、エア式ショーケースは小さく折り畳めるためコストが安くなります。
空気を抜いた状態では内部の空間が維持ができないため、内部に展示するものに直接ショーケース本体が覆いかぶさることになります。
そのため布が覆いかぶさることで形状が崩れたり破損したり、状態が維持できないものは展示物として推奨できません。
すぐに復旧ができるものや形を整えられるものであれば問題ありません。
重さに制限はありますが、小さくて軽いものであれば、テグスなどを用いてショーケース上部から吊下げて展示するような手法も可能です。
ショーケース内で浮いているようにも見え、魅せ方にもバリエーションが生まれます。
取付方法についてはどのようなものを吊り下げたいのか、どのように見せたいのかなど具体的な構想と共にお問い合わせください。
エア式ショーケースはビニールの布地で製作されているため、水を弾くようにできています。そのため屋外で展示したとして、雨に降られても中に雨水が入ることはありません。
万が一、縫い目から滲んだとしても本体を伝うようにして水が流れるため、中の展示物に水が触れる可能性は限りなく低くなっています。
画像のように直接人が入った状態で上から水を振らせてみましたが、中の人間に水がかかることは一切ありませんでした。
※文をクリックすると詳しい内容が表示されます。
セット内容
①エア式ショーケース本体
特注品では文字を入れたり、
飾りを付けたりすることが可能
球体・筒状でも同じ
②送風機内蔵台座
サイズは本体に合わせて変動
レンタルは直径800mm固定
注意点
劣化による破損は透明ビニールを折り畳むことを繰り返した場合、少しずつ透明度が下がり、白く濁ってきます。折り畳む回数を減らすか、濁ってきたら交換してください。
本体を引きずらないように注意してください。引きずってしまった場合は破れることがあります。本体を広げる際はカバーシートを敷いてから行ってください。
設置位置に台座と送風機を配置します。展示物を台座の上に置き、透明ビニールの幕体を展示物を覆い被さるようにして台座に取り付け、送風機の電源を繋ぎ電源を入れて膨らませます。
膨らみきったら歪みや展示物に問題がないか確認して、設置完了となります。
布が覆い被さると壊れる、乱れるようなものは展示しないようにしてください。