エア造形は正しく使用して適切なケアを行っていけば長持ちさせることができ、
ケアをせず乱暴に使用していればあっという間に劣化して使用できなくなります。
トラブルが起きた際の適切なケアの仕方や対処方法をご説明していきます。
うまく膨らまなくなったとき時の対処方法
使用時、様々な原因によってうまく膨らまなくなることがあります。
そんな時はまず造形本体と送風機をじっくり観察して原因を見つけ、排除しましょう。
よくある原因とその対処法を紹介します。
電源コードが足を引っかけるなどの理由でコンセントから抜けてしまうことがあります。
電源が抜けてしまえば送風機が止まってしまうため、膨らませるための空気の供給が止まり、
だんだん内部の空気が抜けていき萎んでしまいます。
電源を入れ直せばすぐに空気の供給が始まり、膨らみ始めます。
当社からエア造形本体と一緒に納品する送風機は、当社でテストした際に吸気口(画像①)の蓋の開き具合を正しく膨らむ位置で調整しています。しかし、使用中や配送中などに何らかの理由で吸気口(画像①)が閉じてしまうと、送風機が正常に稼働せずうまく膨らまない原因となります。
吸気口(画像①)を少しずつ開き、本体が張りのある状態で膨らむまで調整すれば、送風口(画像②)から十分量の風が出るようになり膨らみ続けるでしょう。
屋外や埃の多い屋内で使用しているうちに稼働中の送風機の吸気口(画像①)に、ゴミが集まってくることがあります。少ないうちは送風機の稼働に支障はありませんが、吸気口が詰まってしまえば送風機が正常に稼働しなくなりエア造形がうまく膨らまなくなります。
送風機の周囲を掃除し吸気口の詰まりを解消すれば程なく、送風口(画像②)から風が出て膨らむでしょう。
造形本体に送風機を内蔵するタイプによくあるのですが、造形本体と送風機をつなぐ管が送風機を内蔵するポケットの内側にあり、その管を送風口につなぎ忘れることがあります。また送風管の固定が甘いと送風の勢いに負けて外れてしまうことがあります。
送風管を正しく送風口に取り付けて固定すれば、程なくして膨らみ始めるでしょう。
収納時に空気を抜くためにファスナーを開けたまま折り畳み、次の使用時に閉じ忘れてそのままにしてしまうことがあります。ファスナーが開いていると空気が本体に溜まらずうまく膨らまなくなります。閉じ忘れたファスナーが残っていないか確認して、開いているところは必ず閉じてから送風を開始するようにしてください。
小さな傷や穴ぐらいでは送風機から供給量より排出量が上回ることはないため、多少張りが緩むくらいで済みます。しかし、時折いたずらや経年劣化により大きな裂け目や穴が出来てしまうと供給量より排出量が上回ってしまうため、膨らまなくなってしまいます。
修繕について詳しくは下記の「アフターケアサービス」の項目でご確認ください。
※文をクリックすると内容が表示されます。
アフターケアサービス
当社では、納品後のエア造形のアフターケアを行っています(有料)。
・本体の修繕・補修・パーツ交換
・送風機の交換
・照明具の交換
……などなど
本体の修繕・補修・定期メンテナンスについて
現地で対応できるもので、当社から遠方の場合や補修費を抑えたい場合に補修材をお送りしています。
<補修材セット>
・補修用生地
・テントのり
・ぺタックス
補修したい箇所に生地を当て必要な大きさに切り出した後、裏にテントのりを塗って補修個所に貼りつけます。しばらく押し続けてしっかり貼りついたら完了です。
補修費以外に出張諸経費(交通費や宿泊費)がかかりますが、現地まで当社スタッフが伺い修繕を行います。施工業者との連携や高所作業車の手配が必要なことがあります。
現場作業では対応しきれないほど状態がひどい場合、当社までエア造形を送っていただきます。エア造形の撤収・再設置に関しましては、当社で手配していたもの以外は現地での手配をお願いしています。送料等費用はすべてお客様負担となります。
長期にわたり定期的に使用する目的で製作したもので、定期メンテナンスをご希望された場合のみ、当社でクリーニング及び点検・補修を定期的に行います。メンテナンスにかかる費用は送料も含めすべてお客様負担となります。
長期にわたり定期的に使用する目的で当社で製作したもので保管する倉庫がなく、当社での保管をご希望された場合のみ、保管および出荷前のメンテナンスサービスを行います。保管料及びメンテナンスにかかる費用は送料も含めすべてお客様負担となります。
機材の交換について
故障が確認された場合、使用していたものと同じものをお送りします。送風機の装着は現地の方にお願いしています。
当社では内部照明にLED電球を使用しております。口金サイズが同じものであればお客様の方で手配いただいても問題ありません。
※文をクリックすると内容が表示されます。
起こるトラブルのすべてが記載内容通りに対処できるわけではありませんので、トラブルが発生した場合には速やかに当社までご連絡ください。