円筒型除幕ドーム

東京都渋谷区宮下公園 2021年12月納品

 

 

 

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屋外にある大きな銅像を形状もすべて覆い隠して除幕したいとの要望で、銅像の大きさや形状から通常の半球形ではなく円筒形で設計製作しました。

仕様

サイズWD4800 H4500
除幕対象:W73548 D2958 H3499
重量約3Kg(本体)
材質ナイロン布地
構造品本体・送風機・裾押さえ用砂袋
電気容量AC100V (送風機)500W×2台 ※本番では発電機を使用
仕様膜体内部に空気を常時送り込み周囲の裾にウエイトを置いて固定
二分軽のドームを中央で合わせながら対象にかぶせ左右から引いて割る
備考円筒形二分割

製作工程

 
3Dイメージ

 
3Dイメージ-合成

 
エア入れチェック

 
除幕ドーム内部

いきなり本体製作に取り掛かるのではなく3Dイメージを作成して完成イメージを見ていただくことで銅像を覆い隠せる大きさや形状をお互いに仕様も含め確認することができました。除幕ドームは単膜体を送風機で膨らませて形状維持する仕様で、砂袋で裾を抑えて形状が崩れないようにしています。底面はないため、床は地面になります。

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除幕テスト

今回、円筒形で製作することになりましたが初めての形状での除幕ということで、まずこの形状で除幕が問題なくできるのか、またサイズが大きいことから設営にどれぐらい時間がかかるか、さらに除幕式本番では除幕後写真撮影が行われるということで速やかに除幕を片付けねばならないということで、設営作業および撤収作業を実際に行い、時間も計測することになりました。除幕ドームの内部中央に設置した造形は本番で覆い隠す予定の銅像と高さがほぼ変わらないため、銅像の代わりとして使用しています。作業人数は6人、設営にかかった時間は10分程度、撤収作業も3分程度で完了しました。

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使用現場

 
本番前

 
除幕対象

当日の早朝は雨天でしたが、本番は晴天となり無事に除幕式が行われました。懸念されていた写真撮影も速やかに撤収作業が行われたため問題なく実施されたようです。翌日には新聞やネットニュースで華やかに報じられていました。

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