エア着ぐるみは正しく使用して適切なケアを行えば長持ちさせることができ
ケアをせずに使用してしまえば、瞬く間に劣化して使用できなくなります。
状態ごとの適切なケアの仕方や対処方法をご説明していきます。

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-臭いの対処法 -穴・ほつれの対処法 -アフターケア サービス

汚れた時の対処方法

使用していくうちに人に触れたり砂や土埃が付着したりして少しずつ汚れてきます。
汚れてすぐにケアをすれば簡単に汚れは落とせます。

当社のエア着ぐるみは布製なので、服のシミ取りをする要領で多少の汚れは落とせます。

使用後、汚れていることがわかったら早めに汚れた部分に薄めた中性洗剤を数滴垂らし、
固く絞った蒸しタオルなどで、その部分を叩くようにして何度も拭き取ります

汚れがひどい場合は汚れた部分を直接中性洗剤を薄めたお湯に浸し、つまみ洗いしてください。
※送風機やのぞき窓には水がかからないように注意してください。故障の原因となります。

汚れを落とし終わったらすぐに、干して乾かします
内側が乾きにくいので送風機を回すなどをして全体がしっかり乾くようにしてください。
※濡れたまま放置するとカビが生える原因となります。

着ぐるみの足部分は屋外で使用すると必ず土埃や泥がついてしまいます。
手の部分は最も触れられる部分なので汚れが蓄積されやすい部分です。
最も汚れやすい手足は日々のケアが必要になります。

足部分については毎回、使用後に固く絞った濡れ雑巾で拭いて汚れを落としてください
拭く前に一度、はたいておくと汚れが落としやすくなります。

もし可能ならば足用のカバーとしてビニール袋などで覆ってから保管するようにすると
足から本体へ汚れが移るのを防ぐことができます。

手の部分も本体の汚れを落とすのと同様、毎回
使用後に固く絞ったタオルで叩くようにして何度も拭き取ってください
汚れが取れにくい場合は薄めた中性洗剤を使用してください。

拭き終わったら表面を確認し干して乾かしてください
※湿ったままの状態で放置するとカビが生える原因となります。

※文をクリックすると内容が表示されます。

臭いがついてしまった時の対処方法

エア着ぐるみは内部に空間があり汗が本体に付着しにくいため
臭いは付きにくくなっていますが、長く使用するうちに臭いがついてくることがあります。ケアをこまめに行えば、臭いがつく事は防げるようになります。

臭いの原因は、汗の付着や生乾きによるものです。

防ぐには中に人が入る際汗を拭くためのタオルを持ち込むとよいでしょう。
タオルで保冷剤を包んでおけば体を冷やすのにも効果があり、熱中症対策にもなります。
タオルでこまめに汗を拭くことで着ぐるみ本体に汗が付着するのを減らすことができます。
着ぐるみの外側からは内部の様子は見えないので気にせずに行いましょう。

また、生乾き対策のために着ぐるみを使用した後は
すぐに収納せず1日広げて干すようにしてください
内側まで湿っていないか確認してから保管することで
生乾きによる臭いの発生とカビの発生を同時に防ぐことができます。

より効果的に臭いがつくのを防ぎたい場合は
エア着ぐるみを使用する度に着ぐるみ全体・内部に消臭剤を吹きかけ
送風機で内側を乾かしてから、全体を広げて干すようにしてください。
※送風機を回すためバッテリーを使用する場合は使用時間に注意してください。
空になるまで使用すると故障の原因となります。

エア着ぐるみ全体・内部に除菌(殺菌)消臭剤を吹きかけてください。
送風機で内側を乾かしてから乾きやすいように全体を広げて干します。
※送風機を回すためバッテリーを使用する場合は使用時間に注意してください。
空になるまで使用すると故障の原因となります。

上記の作業を臭いが取れるまで繰り返し行ってください。
繰り返し行うことで少しずつ臭いが取れてきます。

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穴やほつれができてしまった時の対処方法

小さな穴やほつれができたくらいではエア着ぐるみはすぐにしぼむことはありません。
ただし、膨らむ力は弱まりエア着ぐるみがたゆむようになります。
程度が小さいものであればお客様の手で応急処置ができます。

穴をふさぐことができれば、そこから空気が抜けていくことはありません。

穴をふさぐ方法は2通りあります。

  • テープなどを用いて穴をふさぐ
    エア着ぐるみの内側から後々のことも考えるのであれば養生テープを
    なければ穴をふさぐ幅のあるテープを穴のあいた部分に貼りつけてふさいでください
    穴がふさがればすぐに膨らむ力は戻りエア着ぐるみを通常通りに使用できるようになります。
    はがれやすいのであくまでも応急処置にはなりますが、何度でも処置しなおせます
  • 裁縫道具を用いて穴を縫う
    応急処置程度であれば穴の両端を合わせ波縫いなどで繕ってください
    穴がふさがればすぐに膨らむ力は戻りエア着ぐるみを通常通りに使用できるようになります。
    きちんと繕えればそのまま使用を続けていただいて問題ありませんが
    繕い方が歪な状態ではその部分に力がかかった場合、そこから大きく裂ける可能性があります。

漏れ出る空気の量が送風機から供給される空気の量より多くなると
エア着ぐるみは膨らまなくなります。
小さな穴であれば供給量を超えることはないので問題ありませんが
大きな穴になってしまえば、応急処置では対処できません。
速やかに当社まで、ご連絡・ご相談ください。

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アフターケアサービス

当社ではご購入いただいたお客様を対象に
納品後のエア着ぐるみのアフターケアを行っています。

クリーニング
本体の修繕・補修・パーツ交換
機材の交換
衣装・小道具の追加
本体の部分改良
            ……などなど

クリーニング

ご購入いただいた方々から最も要望が多いのがクリーニングです。
エア着ぐるみといえど汚れと臭いとは無縁ではいられません。
使用していくうちにどうしても汚れてしまったり、臭いがついてしまったりします。
汚れが付けばエア着ぐるみの見た目に影響があったり
臭いがきつくなるとスタッフが中に入るのを嫌がったりと良いことはありません。

そんなお悩みを解決できるのが
エア着ぐるみを丸洗いするクリーニングサービスです。
当社では次のようにクリーニング作業を行います。


点検

1. 点検

洗浄する前に点検を行います。

・汚れている箇所や度合い
・穴やほつれの補修個所の有無
・バッテリーの電圧測定
・送風機/充電器の動作確認

※補修・交換の必要の有無については見積とかかる作業期間も合わせてご報告し
実施するか否かを確認します。



パーツ取り外し

2. パーツごとに取り外し

洗浄作業に入る前に水に濡れてまずい部分を
すべて丁寧に取り外します。

・送風機
・他、独自のパーツ

洗浄後には乾かしやすいように
足のパーツを外します。



本体の洗浄

3. 本体の洗浄

パーツを取り外した本体を丸洗いします。

・中性洗剤を薄めた水で本体全体を
 優しくもみ洗いします。
・洗い流すためにきれいな水と交換し
 洗剤を洗い流すように全体をよくすすぎます。
・水が濁らなくなるまですすぎを繰り返し
 押し絞るようにして脱水します。



陰干し

4. 本体を陰干し

パーツが重ならないように広げて干します。

・扇風機を当てて外側を素早く乾かします。
・水が滴らなくなったら送風機を取り付けます。
・送風機を回して乾きにくい内側を乾かします。
・臭いが残っていた場合は消臭剤を吹きかけ
 再度乾かします。



機材の手入れ

6. 機材の手入れ

乾くまでの間、機材などのお手入れをします。

・送風機のほこりや砂埃を取り除く
・リュックの補強(必要な場合)
・バッテリーを満充電
・足パーツの臭いや汚れ取り



チェック

7. エア入れチェック

取り外していたパーツをすべて装着し
本体の状態に問題ないか膨らませて確認します。

・汚れの取れ具合
・膨らみ具合
・動作確認

問題がなければ梱包して返送します。

・消臭・点検
¥10,000~

・部分的な汚れ落とし(消臭・点検込)
¥30,000~

・本体丸洗い(消臭・点検込)
¥50,000~

※着ぐるみ本体の状態により変動します。
点検により補修や交換が必要になりその作業分の費用が追加する場合があります。

※文をクリックすると内容が表示されます。

※汚れが油によるものだと水を弾いてしまい綺麗に落ちないことがあります。
油を落とす強い洗剤を使用すると布を傷めてしまう可能性がありますので使用できません。
クリーニングでも落ちない汚れはありますので、ご注意ください。

クリーニングにかかる期間は、夏・秋季で1~2週間、冬・春季で2~3週間
天候不順により作業が遅れることもありますので次の使用までに余裕をもってご依頼ください。

補修・修繕・機材の交換

長く使用するうちに少しずつ損耗する部分が出てきます。
損耗が目に見える形で穴やほつれが出たり、機材の調子が悪くなったりして現れます。
これらを修復せず放置してしまうと破損へとつながり
使用不可になってしまう可能性がありますので発見したら早めにご相談ください。

・ほつれや穴の補修
¥3,000~

・ファスナーなどのパーツ交換
¥10,000~

・布が裂けたなどの修繕
¥30,000~

・機材交換(送風機・バッテリーなど)
¥15,000~

※最低額からの記載となりますので実際には記載の費用より高くなる場合もございます。

補修・修繕にかかる期間は、状態により変動しますが2週間前後かかります
繁忙期には作業が遅れることもありますので次の使用までに余裕をもってご依頼ください。
見積のご依頼は補修個所の画像と一緒にご連絡ください。