依頼主から提供いただいたイラストや既存の着ぐるみをもとに、道路両側どちらからも正面になるようなデザインで製作しました。

デザイン・設計を３Dイメージで確認した後は、使用する予定の生地サンプルを依頼主へお送りし、色や生地に候補がある場合はそれぞれ選定していただき確認していただきました。生地の確認が終わりましたら型紙を作成し、生地を裁断・縫製して本体の製作を進めます。本体完成後、エア入れチェック、今回のように内部照明があるものは照明チェックも行い、角度別に撮影した画像にて確認していただきました。

施工についてはなるべく簡単に、かつ建物に跡を残さないようにということでベランダに日本の支柱を設置しエア造形を支柱にロープ等で編み込み固定する仕様で設計・製作しました。製作完了後に依頼主のサイン会社に届け、施工はサイン会社のみで行われました。

施工：有限会社　山都屋　
〒466-0054　愛知県名古屋市昭和区円上町15-18　電話：052-883-2888　http:www.kanbanman.com

通常の袖看板は商業ビル等の壁面に専用のフレームが有り、盤面を交換する仕様です。しかし、今回の事例の建物のように低階層が店舗で上階層が住居のような複合型のビルの場合は、袖看板の設備がない場合があります。1階の店舗であれば店舗そのものが看板の役目を果たし、また店舗前に立て看板等を営業中に掲出して、道行く人や車に訴求できます。しかし、２階の店舗は出来ることが少なく、店舗前に立て看板等を掲出することはできますが店舗前を通る歩行者にしかなかなか訴求できないかと思います。しかし今回のように袖看板を後付けで設置したことで、道行く人や車に訴求できるようになりました。特にキャラクター形状の造形サインを設置することでより目を引く看板となり、店舗の存在を強く訴求できるようになりました。