ティラノサウルス
かつやまディノパークは多くの観光客が訪れる恐竜博物館の近くにあるのですが、博物館より一段下の駐車場内の、博物館からは全く見えない場所にあり、博物館から見える位置に入口がありますが、博物館から数百メートル離れていて小さくしか見えず、観光客の誘導が思うようにできていませんでした。今回は観光客が気づきやすくなるよう、入口ゲート前にティラノサウルスデザインのウェルカムモニュメントを設置したいとご相談をいただき当社で制作することになりました。
仕様
サイズ | W2600 D6300 H5000 |
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材質 | ターポリン |
重量 | 約20㎏ |
電気容量 | AC100V (送風機)160W×1台 |
設置仕様 | 本体内部に支柱を組み込んで自立させ固定 |
備考 |
製作工程
お客様からイメージ図と現地の画像および詳細をお送りいただき、当社からそれらの情報に基づき、今回の既存の看板支柱を転用した仕様とともに造形の完成形を3Dイメージによりご提案させていただきました。本体製作前に今回ご提案した仕様の詳細を白無地のミニチュアモデルを製作し、その画像にて共有、確認しました。
施工風景
施工にかかった時間:1日
造形内部にトラスを組み込み、さらにトラスごと支柱に結束固定しました。トラスを支柱に固定する前に一度本体を膨らませて向きなどの調整も行っています。
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設置前と設置後の比較
お客様のご要望の通り、大型のティラノサウルスのモニュメントが設置されたことで遠方からでも目立つようになりました。設置される前までは認識されづらかった入口ゲートでしたが、認識が高まったのかかつやまディノパークへの来場者も増えてきたようです。
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こだわりのポイント!
二本足で立つ!大型造形
世の中には色んな大型造形がありますが、2本足で自立させるのはなかなか難しい条件だったりします。小さい造形ならばそこまで難しくないのですが、大きな造形となってきますと立てさせられないから座らせたり、寄りかかっているようなデザインにしたり、とバランスをとるポイントを増やすデザインにすることが多いのです。しかし、当社のエア造形ではそんな難しい2本足での自立デザインを成立させる手段を確立させています。今回のティラノサウルスもそんな作品のひとつです。恐竜の前足をつかせずに2本足で立っているデザインのまま、設置することができました。造形内部にトラスを組み込むことでバランスをとるポイントをデザインに影響しない形で増やし、自立させています。