素材(防炎ターポリン)の屋外における耐久性は約3年〜5年です。
したがって、エアロクラフトの耐久性も同じです。

屋外に長期間設置しておくと、雨だれなどの汚れや日光などによる
色あせが発生して布地も劣化してきます。
また、縫製に使っている糸も切れやすくなります。
そのため、エアロクラフトを常時屋外で設置する場合は、
3年経過後、交換をお勧めいたしています。
(目立つ造形ほど、汚れているとお店のイメージを損ないます。)
同じ形状の造形を製作する場合、初回よりも早く製作できます。)

1999年6月
20046月現在

キャラクター「カモノハシ」
名古屋市千種区 あいち造形デザイン専門学校
屋根のある場所に設置してあるため、あまり布の劣化が見られない。
先方で毎年1回汚れをふき取り清掃。道路から10m程度離れた屋外に設置

1999年10月
20046月現在
屋内など、雨風のあたらない場所に設置されたエアロクラフトは
布地の劣化がほとんど起きないので、かなり長期間使用できます。

また、クリスマスなどの期間限定で屋外に設置する場合も、
日光にあたる期間が少ないため、長期間繰り返し使用できます。
200412月現在
1999年12月
屋外及び屋内でも、常設の場合はエアロクラフトの素材に
防炎認定番号のある布地(防炎ターポリンなど)を使用します。
この素材は屋外のテント・ファザード(庇テント)
・屋外広告幕(懸垂幕など)に使われている布地と同じものです。
ターポリンの構成:長繊維フィラメントのメッシュ基布に
防炎剤を混入した塩化ビニールが上下両面に熱溶着で
コーティングされた厚さ0.3ミリ〜0.5ミリ程度の柔軟な布地
ただし、短期間のイベントなどに使用することが目的のエアロクラフトの場合は重量を軽くするために別の布地(ナイロンタフタなど)を
使用する場合もあります。
ナイロンタフタの構成:ナイロン繊維が高密度に織られ、表面にアクリルコーティング・ビニールコーティングなど空気を通しにくい処理
がされている0.1ミリ程度の布地

ナイロン繊維の特徴:伸縮性伸びがあり、復元性もあるため、薄い割には引き裂き強度があり、エアロクラフトに適しています。
ターポリンメーカーの例として
平岡織染株式会社のホームページを紹介します。
http://www.tarpo-hiraoka.com/  
製品仕様(物性データ)
http://www.tarpo-hiraoka.com/j/products/kou2.html
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